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大学の教育力―何を教え、学ぶか (ちくま新書)
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| 分類: | 本
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| 発送可能時期: | アクセスしてご確認下さい
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| 参考価格: | ¥ 714 (消費税込)
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常識の範囲 大学の歴史をよくまとめた感じである。しかし、それ以上でもそれ以下でもない。
特に新しいことをいうわけでもなく、提言があるわけでもない。
なぜ大学なのか? 本を読むに、筆者は「大学でなければ高度情報社会・産業の多様化に対応する人材が育てられない」と考えているようだ。それなら、なぜ高校までの教育を問題にしないのか。高校までの教育でできることはそんなにも少ないのか。
あるいは「高度情報社会・産業の多様化に対応する人材」がどの程度必要なのか考えたのだろうか。日本国民の全部が全部そうでなくてもよいはずだ。それぞれの幸福にあわせて教育の質を変えるべきではないか。そうでなければとても金がかかるしムダが出る。
筆者には「なぜ大学なのか?」という発想が足りないのではないか。確かに大学の教育を改めることは急務だ。しかし、そろそろ教育制度全体を考えるときではないか。筆者には大学だけを論じることが役不足であると思う。
大学の今と今後 大学と企業ニーズの乖離、大学のユニヴァーサル化による学力低下、形骸化。
主体性も意欲も薄い学生に何をいかにして学ばせるか…といった一通りのテーマは
抑えてある。
ところで、アメリカでは既に70年代にユニヴァーサル化による学力低下が起き、
その中から真の高等教育エリートが誕生したわけだ。
30年遅れて日本も同じ道をたどるのだろう。
学生のパターン化がおもしろかった 大学教育、高等教育とは何かということを考えさせられる書。この手の本をいくつか読んだが、本書がもっとも文章がこなれていて、読んでいて詰まったりするところがなかった。
さて、どの世界にもやる気のある人と、そうではない人がいる。学生こそやる気の大小が在学中の態度にも現れてくると思う。そのパターンが18pに図とともに4つにパターン化されていておもしろかった。これから大学全入時代が来る。どうやったら、このパターンの中の疎外型を少なくするかが重要だと感じた。疎外型はたぶん中退して終わり、ということになりかねず、最も情報がとりにくいだろう。
大学教員よりも、むしろ大学事務の方が読んだほうがよいと思う。大学という組織がわかるはずである。
今もし大学に入学できるなら 「おわりに」には、「本書は高等教育にかかわる人を読者として想定したもの」と書かれています。
確かにそういった内容ですが、大学教育と社会(世相)との関連、日米の相違、大学教育の抱える問題点など、関係者でなくても面白く読めました。また社員教育や新入社員の採用にも役立つところもあり、特に後半は大変参考になりました。
蛇足:今もし大学に入学できるなら、当時のように遊ばず、もっと勉強するだろうと思います。
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